犬とおやつと人間
飼い主の自己満足で犬におやつをあげてはいけない
犬はもはやペットというよりは家族の一員として見られ、ペットショップ専門店でなくともドッグフードなどの陳列が見られるようになり、あらゆる場面で犬に関する情報があふれる社会となりました。
昔ならば人間が自分の食べているおやつをそのまま平気で犬にあげていたりしたものですが、最近は犬にもアレルギーや腸に関する病気などが頻繁にあるということが分かってきたこともあり、乳児に離乳食をあげるかのごとく、無添加、低カロリー、うす味などといった注意点が挙げられております。
今は栄養価を計算されているドックフードで食事をする犬にとって栄養面でいえばあえておやつを与える必要性はありません。
とはいえ様々な形で与えている人は多く、時には食が進まないときの補助的役割を担うためであったり、犬のストレス発散になると考えて与える場合もあります。
人間からの目線で犬の気を引きたい時やコミュニケーションを取りたい時、犬に好かれたいと思った時やしつけ・トレーニングなどがうまくいった時のご褒美にしたりと、飼い主やまわりの人の自己満足のために与える場合が多く、犬を飼うこと自体が人間の癒しになっている現状においてはそうならざるを得ないのでしょう。